DearDreamとわたしのはなし
これはわたしの昔話です。
出会ったことを残しておきたいだけの備忘録です。
ドリフェス!をご存知でしょうか。
「応援(エール)はドリカが示すもの!」というキャッチフレーズの、2.5次元アイドル応援プロジェクトです。
ちなみにアニメは、どこかで聞いたような
「行こう!応援(エール)で叶えるミラクルステージ!ドリフェス!はじまります!」
という主人公・天宮奏(あまみやかなで)のタイトルコールで始まります。
主人公の天宮奏を中心に、佐々木純哉・及川慎・片桐いつき・沢村千弦の5人のユニット,DearDream
彼らのライバルである風間圭吾・黒石勇人のユニットKUROFUNE
アニメでは彼らの結成までを、
アプリでは結成後のテレビ番組等での姿をみることが出来ます。
彼らの強みは、キャラクターが彼らそのものであるということです。
アニメやゲームで声を演じることはもちろん、イベントのサイン会や筐体から稀に出てくるドリカにはキャラクターのサインを描いたりしています。
何よりすごいのが、アニメのライブシーンのモーションアクターも彼ら自身が行うことがあるということ (全てではないですが)。
細かな癖や、曲中のスキンシップもアニメに反映されています。
そうして彼らはどんどん2次元となり、DearDreamやKUROFUNEは3次元に近付いています。
個人的に好きなのは、彼らの自己紹介。
普通のアニメ声優さんだと、
「○○役の○○です」、となるはず。
しかし彼らは、
「○○こと○○です」、と自己紹介するのです。
つまり彼らとキャラクターは同等であり、彼ら自身であるのです。
本題の昔話をします。
1年前の2016年2月、わたしは一推しのグッズを見るためにアスマート(芸能事務所アミューズの通販サイト)を覗いていました。
アスマートのトップページにはバナーやサジェスト語句がよく並んでいるのですが、
そのなかにDearDreamの1stシングル「NEW STAR EVOLUTION」がありました。
5人いる中で当時唯一分かった溝口くんへのお布施感覚で(一推しと過去に共演していたのもあって)、
なんとはなしに一推しのグッズとともに発注したCD。
まさかそれが私の一年を鮮やかに彩るものになるとは思いませんでした。
もともとアイカツ!が好きで、アイカツ!筐体が好きで、アイカツ!を愛してくれるスタッフさんが好きでした。
その「アイカツスタッフさんが参加する」「大人の女性向けカードゲーム」「恋愛物ではないアイドルゲーム」「中の人がアミューズ」、プレスリリースに出たドリフェス!を形作るそれらに、嫌いなものは何もありませんでした。
アニメイトやゲームセンターで回して出すきらきらしたドリカ、それを読み込んでアプリで使用できるお洋服。その服を着て踊るアイドル。
iPhoneでは早々にドリカを読み込めなくなりましたが、そのシステムが大好きでした。
ドリカをまわしてコードを集め、応募したファンミーティング01。
それまでずっと一推し(とアミューズ/もはや箱推しです)を追っていた私に、久しぶりのキラキラの暴力でした。
というのも、ハンサムライブ(アミューズの若手俳優が集まって年末に行うお祭りライブ)のキラキラ感とはまた違ったんです。
私の一推しは、アミューズ所属で年齢が私の一つ上の男性です。
彼を追い始めてもう二桁を突破し、マンネリは無いとはいえ刺激が欲しいと思わないかと言われたら嘘になる。そんな中現れた彼ら(と彼らのパフォーマンス)に、一気に心を揺さぶられました。
必死にいまを生きて、ドリフェス!というコンテンツをこれでもかと伝えてくる。
そんな中、ファンミーティング01でセンターの石原くんが呟いた、「いつか隣(武道館)でライブをしたい」と言った姿も言葉も声色も、頭の端にこびりついて離れません。
そのときから私の夢は、彼らと武道館に一緒に行くことになりました。
噴水広場のリリースイベント。AGF。部屋イベント。行かなくて後悔したANIMAX、仕事の為涙を飲んだリスウフ。
個人的に本現場のハンサムライブは全通しました。
座席が当日会場で分かるシステムで、奇跡的に取れた最前の席から見たDearDreamとKUROFUNEは、まばゆいぐらいに輝いていて。
メンバーはいろんなところに散らばるそれぞれのファンをきちんと見ていて。
全5公演、彼らは全ての公演で最高のパフォーマンスを魅せてくれ、またとてつもないほどの成長をこれでもかと見せつけてくれました。
その成長は年が明けた1月頭のファンミーティング02でも存分に発揮してくれました。
会場の端から端まで目を配り、パフォーマンスにもファンサービスにも手を抜かない。
一人残らず幸せにしてやる!とでも言わんばかりの気概を感じました。
私が彼らに出会って一年が過ぎました。
彼らの初めてのCDを手にして、そろそろ一年が経ちます。
私の手元には、彼らの初めてのアルバムがあります。
私の拙い語彙力では表しきれないような、本当に素敵なアルバムです。
都内中心に9箇所の駅で広告も展開されました。
全ての広告をまわり、そのうちのひとつは通勤路にありました。
平日の5日間は毎日、広告を見て仕事への活力をもらいました。
広告は、OLさんや女子高生、サラリーマン、見てくれる人がとっても多くて。
ときには彼らと同じぐらいの男の子が立ち止まって広告を見ていることもありました。
そんな光景を見るたびに、胸が熱くなって。すごくすごく嬉しかったです。
今回のハンサムで、一推しが言いました。
「気になる若い子がいたら応援してあげてほしい」と。
わたしは彼らではないので、若い彼らが将来的に何になりたいのか、どこを目指すのか、「DearDreamとして」どうなりたいのか、全くわかりません。
それでも、彼らが永遠に活動してくれないことは分かります。
いつDearDreamとしての終わりを告げられてもいいように、その時まで隣で応援させてほしいと思います。
5月のワンマンライブの打ち合わせが今日行われたようです。
生きる糧がまた増えました。